東日本大震災を経験した私。
まだその時は、仙台の岩盤浴エステサロン「TENka」で店長をしていました。
その日は、事務所の片付けをしていて、サロンの2階にいました。ただでさえ、ダンプでも通ると揺れる2階。
地球が壊れたのかと思う程の揺れを感じて、動けなかったし、声も出ない3分間でした。
私がいたのは仙台市泉区。中には、落盤や、地盤沈下、地盤隆起などありましたが、山なので津波からは逃れられた地域でした。ただライフラインには1ヶ月ほど悩まされましたが、津波の地域に比べたら楽なものでした。食べられない、飲めない、洗えない、出せない(?)、電波がない、移動できない、という普段誰でも出来ることが出来ない辛さも、皆、そうなのでどうとも思いませんでした。
しばらくして、電気が来た時にお店を開けました。幸い、TENkaはプロパンガスでした(大体は都市ガス)都市ガスは復旧なかなか出来なかったので、この頃、お風呂に1週間入れないという方がたくさんいました。
無理無理、お店を開けて、メール会員の方にだけ(郵便も電話も繋がらなかったので)「シャワー浴びにこれます」と送りました。もう送った瞬間、大混雑でした。
1日100人以上の方が来られ、会員様の家族もたくさん来ていただき、ついでではありましたが、お店は幸い水も出たのと、サロンなので洗濯機が3台あったので、「洗濯」と「給水」も行いました。
水が1ヶ月以上でない地域もあったので、喜んでいただけました。
となりの「しまむら」さんは天井が落ちてましたが・・・
お店からもたくさん呼びかけさせていただきました
喜びの声をたくさんいただきがんばれました!
関西の友からそうめんが大量に届き!
炊き出しに行くことになりました!これまたいい経験!
炊き出しって大概大変でしたよ!「火がつかない!」
その後はエステボランティアへ!
この日から約半年、月1回はボランティアに行くことなり、スタッフも、私も良い経験を重ねさせていただきました。
被災地にボランティアに行くには、すべて用意しなければなりません。水も、電気も、ガスもない、覚悟で行くので水も100リットル、鍋、タオル(山ほど)、支援物資などを詰め込み(私の車ワゴンなんで自然と私の車で
持って行きました。幸い私はタイマッサージができたので、マットと枕のみで癒せることができましたが。
オイルを使うことも困難でした。
でも、これらがいい経験として積み重ねられました。
これらが私【TENka plus】の起源です。
関西では「地震の話」は重い。とされてますが、気にせずなんでも聞いてください。語り部としても、必要なことはお話していきたいと思っております。