熊本、大分を中心に、甚大な被害が起きています。
14日の震度7が、前震だったとも、本日未明に分かったこと。まだまだ未明のことも多いことでしょう。
今日になり、本震。激しい揺れに、建物の倒壊、道路の亀裂や寸断。土砂崩れ、川の決壊、ライフライン断裂、電波障害。
情報の錯綜。物資不足。地震泥棒。
被災地の皆さまは本当に、不安で悲しい日々を送っていることと思います。
おまけに、雨。
阿蘇山の噴火。
本当に、神に祈ることしか出来ない。思うほど。
「もう、やめてあげてくれ・・・」と、ひざまづき、思うことしか出来ない。止めて。。と。
私は5年前に仙台で震災を経験してからというもの、この国で生きる。ということは、「災害と生きる」ということと言っても過言ではない様に思います。
今回の地震で、思う。違和感は。
仙台との違い。
仙台は常々「大きい地震が必ず来る」と言われていました。宮城県沖地震という、平均36年間隔でくる大地震。この教訓から、建物のブロック塀は禁止され(ブロック塀でたくさん亡くなったからだそうで)、建物の建蔽率はかなり低く、庭が広いのが特徴です。
道路は広く、容易に右折出来ないように、1車線道路でも中央分離帯があったりします。
その点、今回の地震の、建物の倒壊の多さ。道路の寸断の多さ。
「九州は大きな地震が来ない」神話のせいではないかと、思いました。私の自論なので、アレですが。
注意喚起も少なかったのかも、と思います。
そして、国民意識。
一番よろしくないと思いますのは、震災をきっかけに、自分が傷つくこと。
自粛すること。何もできないからと、SNSで無駄に情報を発信しまくること。
これは、以前の東日本大震災のころに思いましたが。
その場にいれば、「正しい情報を均等に欲しい」というのが正直のところ。でした。
というか、電波なくて、SNSの情報なんて、入って来やしなかったのですが、地元には、地元の情報があります。
地元の情報がしっかり、被災者の方に回る心遣いは必要だと、思います。
無駄な情報にまみれて見えなくなることも考慮したほうが良いかと、ま。見れないもんは見れませんが。
そして、報道番組。各社頑張っているようですが。NHKだけでいいのではないでしょうか?
ヘリが本当にうるさいのです。取材者もうっとおしいのです。
被災地にない、ガソリンと電波と、食料、水、人材をふんだんに使って、被災地に入るとあらば、それなりに考えて入ったほうがよいと思います。
そして、今回はかなり考慮されたのでしょうか?
私はそのころ、仙台にいたので、テレビは報道番組。連続ドラマは放送されず。災害情報の帯が4重にかけられ、私の40インチのテレビが半分くらいになったもんです(とほほ。
その地にいれば、報道番組よりも、連続ドラマが見たい気分でした。最終話あたりでしたからね。
これが、とても心に残ってますが。
この、金子みすゞさんというのはすごい文学者だったんですね。
スタッフたちとも、よく話してました。
このACのCMにも、「もう見たくない」とか「見るのが辛い」という方も多かったようですが、そのような方も、とくに被災地の方だったわけではないようですね。
なんだか、災害時にはよく分からないことが起こりがちのようです。
支援情報の、SNSによる拡散はほどほどに。窃盗団も見ているということもお忘れなく。
支援、援助は「それなりの方」が
ボランティアは「経験者」が
寄付・義援金は「するべき団体を通じて」する。
何もできないことを、自分の被害にもっていかず、
「理解」と「祈り」と「経済成長」を。
と、そう思うのでした。
私も、祈ることしかできません。そして、いつもより、お仕事がんばっちゃうぞ!
と、言う今日はひとりごと。